十八親和銀 旧思案橋支店跡地 異業種交流の拠点に 来年1月オープン

浜町支店(左)への統合後、活用策が注目されていた旧思案橋支店跡地(右)=長崎市内

 十八親和銀行(長崎市)は13日、同市油屋町の旧思案橋支店跡地の活用方針を発表した。1階は異業種の人がオフィス環境を共有し、交流できるコワーキングスペースを来年1月に新設。2階は親会社のふくおかフィナンシャルグループ(FFG)の福岡銀行長崎支店が来年1月に、3階にはFFG証券長崎支店が今年12月にそれぞれ移転する。
 旧思案橋支店は4階建て、延べ床面積約1650平方メートル。9月、隣接する浜町支店に統合された。旧十八銀思案橋支店時代の2015年、新築した建物だったため、店舗統合後の活用策が注目されていた。
 コワーキングスペース「DIAGONAL RUN NAGASAKI(ダイアゴナル ラン ナガサキ)」は、地域と企業の情報、アイデアを結ぶ拠点としてビジネス機会の創出をサポートする。ワーキングスペースやスモールオフィス、フリーWi-Fiなどを備える。FFGが運営する東京、福岡の両施設に続き3カ所目。来年1月17日にオープンする予定。
 2階の福岡銀長崎支店は来年1月17日、現在の万才町から移転する。3階のFFG証券は店舗統合で閉鎖した旧長崎営業部(賑町)内から今年12月13日に移転する。

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