不朽の名作と貧困の中の苦闘 樋口一葉の魅力に迫る 神奈川近代文学館、原稿や遺品展示

一葉文学の魅力を多角的に伝える会場=神奈川近代文学館

 「たけくらべ」「にごりえ」など不朽の名作を残し、肺結核のため24歳で早世した明治期の作家・樋口一葉(1872~96年)の魅力に迫る「樋口一葉展─わが詩は人のいのちとなりぬべき」が、神奈川近代文学館(横浜市中区)で開かれている。

 家族を養うために文筆をなりわいとし、短くも力強く生きた女性の実像とその作品世界が浮かび上がる。11月28日まで。

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