電子・光学材料製造のデクセリアルズが本社を県内へ移転してから3カ月が過ぎた。新家由久(しんやよしひさ)社長は14日までに、下野新聞社のインタビューに応じ「経営のスピードが上がったと実感している」と評価した。スマートフォンや家電などに欠かせない材料を多く製造するが、今後は高い成長が見込まれる自動車分野へ重点的に取り組む意向を示した。
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同社は7月に、下野市下坪山の栃木事業所に本社を移した。事業の責任者が集まる栃木事業所に移転することで、意思決定の速度が上がることが見込まれた。災害への強さも加味した。
【略歴】1969年生まれ。近畿大大学院修了。前身のソニーケミカルに入社し開発部門を歩む。デクセリアルズでは上席執行役員などを経て、2020年10月に社長就任。北九州市出身。