水谷隼「中国選手が最も嫌がる時間にタイムアウト」発言で中国大波紋

東京五輪での劇的金メダルの舞台裏が明かされた

東京五輪卓球混合ダブルス決勝で、伊藤美誠(スターツ)とのコンビで中国の許昕、劉詩雯組を下し、金メダルを獲得した水谷隼(木下グループ)の発言が、中国で波紋を広げている。

水谷は12日放送のテレビ朝日系「スポーツ選手だってあざとくて何が悪いの?」で、この試合の終盤に取ったタイムアウトについて告白。「自分たちにとってのタイミングもあるが、中国選手にとって最も嫌なタイミングだったと思ってる」などと語ったことが、すぐに中国にも伝わった。「新浪体育」「網易」などが「水谷は中国選手が最も嫌うタイミングでわざとタイムアウトを取った」と続々と報じた。

タイムアウトは相手の流れを止めるなど戦術の一環。当然のことともいえるが、自国スターの夢を奪った一戦だったとあって、中国ネット上は敏感に反応。「1回勝っただけで得意になっている」「なんて嫌なことを言う」「作戦をうまく使ったということか」「誰もが次対戦する時には絶対に負けてはならない!」と多数のコメントが続いている。

日本にとっても、中国にとっても歴史的一戦であったことは間違いなさそうだ。

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