ジェイク・ポールがタイソン・フューリー戦を熱望 実現のカギ握る「弟」の存在

タイソン・フューリー(ロイター)

兄を振り向かせることをできるか――。WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(33=英国)にあの炎上系ユーチューバーが宣戦布告した。

その人物は米人気ユーチューバーでプロボクサーのジェイク・ポール(24)。香港メディア「ハイプビースト」は「ポールは試合(9日のデオンテイ・ワイルダー(米国)との初防衛戦)の直後、この話題に乗ってフューリーに戦いを挑んでいる。自身のツイッターで『タイソン・フューリーがついに僕と戦うチャンスを得たのかもしれない』とツイートし大きな注目を集めた」と伝えた。一方で同メディアは「ポールの挑戦にフューリーはまだ応じていない」とヘビー級のスター王者が、これに応じるのは難しいとの指摘だ。

しかしポールには起死回生の一手が残されている。フューリーの異母弟でプロボクサーのトミー・フューリー(英国)との対戦実現がカギを握るというのだ。ライトヘビー級で勝利を重ね7勝(4KO)無敗の戦績のトミーから、かねて対戦を熱望されており、英メディア「トークスポーツ」はプロモーターのフランク・ウォーレンが「(契約は)かなり近い」とコメントしたと報じている。弟と対戦して派手な勝利を収めれば、兄の興味を引く可能性も出てくるが、果たして…。

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