北欧の歌姫オーロラ、新作アルバムはギリシャ神話がテーマ

Aurora - Photo: Courtesy of UMG

ノルウェーのオーロラ(AURORA)が、約2年半ぶりとなる待望の新作アルバム『The Gods We Can Touch』を2022年1月21日にリリースすることを発表。自身3枚目のスタジオ・アルバムとなる本作のリリースに先駆け、ニュー・シングル「Giving In To The Love」の映像が公開となった。この新曲についてオーロラは以下のように語っている。

「私はプロメテウスのことを考えていました。プロメテウスは私たち人間を彫刻するために火を盗んだ。私たちは時々、人間が生き物であり、多くの美しいものを作ることができるということを忘れてしまうような気がする。そして、現在の人間の美への執着は、私たちの中にある火を忘れ、価値を下げている。私たちの内面、そして最も重要な部分を」

<YouTube:AURORA - Giving In To The Love>

新作アルバム『The Gods We Can Touch』は、ギリシャ神話の物語のプリズムを通し、恥、欲望、道徳などをテーマにした作品。全15曲で構成されるこのアルバムを通し、各曲がそれぞれ持つ異なる神々をモチーフにしたストーリーに触れるという設定となっている。

新作アルバム『The Gods We Can Touch』についてオーロラは次のように語っている。

「人間と神々の間にある精神的な扉はとても複雑なもの。正しく歩み寄れば、信仰は最も美しいものになれる。育んで、暖かさを感じさせてくれるもの。でも、誤った歩み方をすると、戦争と死へと導くものになる。私は、人間は生まれつき価値がなく、人間らしくいるために自分の中の力を抑え込むことで、自分を価値あるものにしなければならないという考え方にいつも違和感を覚えていました。完全ではなく、完璧でもない、普通の人間に。世の中の不思議なものに執着し、誘惑されながらも、自分の中の神聖な力を見出すことができるのか。肉体、果実、そしてワインのように。こういった要素が私がギリシャの神々に興味を持ったきっかけだと思います。昔の世界の神々。完璧に不完全で、ほとんど私たちの手の届くところにいる。まるで私たちが触れうる神々のように」

またオーロラは、2022年2月13日のイタリア・ミラノを皮切りに新作アルバムを引っ提げた、全23公演からなるヨーロッパ・ツアーの開催を発表している。

Written By uDiscover Team

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オーロラ『The Gods We Can Touch』
2022年1月21日発売

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