解体控え10年ぶり開放 帰還困難区域の大熊中

東京電力福島第1原発がある福島県大熊町の教育委員会は15日、原発事故で帰還困難区域に含まれた町立大熊中を開放し、10年間放置されていた生徒の私物の返却を始めた。19日まで。一帯は来年春に避難指示が解除されるが、校舎は解体が決定。事故後の開放は最初で最後となる。

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