痛恨の一発を許した。巨人の戸郷翔征投手(21)が15日のヤクルト戦(神宮)に先発するも、6回途中4失点で降板となった。
初回に坂本の先制ソロと岡本和の2ランから早々に3点の援護点をもらったものの、3回までにサンタナと青木に一発を被弾し、リードは1点差。それでも自身初の二桁勝利を目指し奮投する右腕を救うべく打線は奮起し、6回には中田の内野ゴロの間にさらに1点を獲得した。
直後に誤算は起きた。思いを受け取った戸郷は6回のマウンドにも上がったが、先頭の中村に二塁打を許すと、続くサンタナにはこの日2発目となる2ランを浴び、痛恨の同点弾に…。マウンド上で茫然としていると、ここで無念の交代が告げられ、ベンチでは自らの腕に顔をうずめて悔しさをあらわにした。
引き分けを挟んで8連敗中のチームにようやく待望の勝利を届けられるか、という展開だっただけに、あまりにも手痛い被弾となってしまった。