収容少女の体触り「大好きだよ」「離れたくないもんね」 横浜少年鑑別所、教官を減給

横浜少年鑑別所

 横浜少年鑑別所は15日、収容中の少女に対する不適切な言動があったとして、男性法務教官(46)を減給3カ月(100分の20)の懲戒処分にしたと発表した。

 同鑑別所によると、教官は5月31日~6月9日、同鑑別所女子寮内で、少女に対し「大好きだよ」「離れたくないもんね」「ほんとかわいいやつやな」などと不適切な発言を繰り返した。また6月6日と同9日には、必要がないにもかかわらず、少女の頭や背中をなでたり、手に触れ続けたりするなどの行為を繰り返した、としている。

 同鑑別所を所管する東京矯正管区に情報提供があり発覚。教官は「少女の心情が不安定なので安定させたい一心だった。後で考えると不必要で不適切な行為だったと反省している」などと説明したという。

 同鑑別所の遠藤隆行所長は「国民の信頼を損ねるものであり極めて遺憾。研修など、あらゆる機会を通じて職員への指導を徹底する」とコメントした。

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