横浜市内の育児支援グループが預かっていた乳児が花びらを喉に詰まらせて死亡する事故が2019年5月に発生していたことが22日、分かった。同グループは本来、認可外保育施設として市に届け出る必要があったが、認識不足のため届け出ておらず、市による定期的な立ち入り調査などを受けていなかった。
同日の市会こども青少年・教育委員会で市側が報告した。
市などによると、事故は同グループメンバーの自宅で発生。メンバーは1人で11カ月の乳児と、きょうだいの2歳児を預かっていた。
事故当時、3人はペットと共にリビングで遊んでいたが、乳児がペットを追ってダイニングに移動し、ソファの陰の死角に入ったためメンバーが追いかけたところ、乳児は嘔吐(おうと)を繰り返し、意識不明になったという。乳児は救急搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は、室内にあったサボテンの花が開花後にしぼんだものを気管に詰まらせたことによる窒息だった。