栃木県塩谷町で15日早朝、「白虹(しろにじ)」とみられる珍しい自然現象を同町佐貫、自営業手塚義信(てづかよしのぶ)さん(56)が撮影に成功した。
手塚さんは同日午前7時すぎ、仕事帰りに通りがかった同町上沢の鬼怒川付近で川霧に遭遇。幻想的な景色の中に白虹が確認できたという。
「霧虹」とも呼ばれる白虹は霧に太陽光が反射して起こる現象。霧は粒が細かいため、雨粒に反射する一般的な虹とは違い、光の波長(色)が同じように輝いて白く見えるとされる。
宇都宮地方気象台によると、前日の14日夜から15日早朝まで県内全域で濃霧注意報が出ていた。
手塚さんは「白虹を撮れたのは初めて」と話した。