少額訴訟をEXITと学ぶ、りんたろー。「なぜか裁判を起こした人=面倒くさい人なの?と思われる」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

■学校でのイジメ・暴行をどのようになくす?EXIT兼近「エンタメの力で、子どもを良い方向に導いてあげたい」

2021年10月14日(木)夜9時からの放送では、Twitter上で暴行を・イジメ動画が拡散したことを受け、なくならないイジメ問題に対応すべく“教科化”された道徳の授業について考えた。

番組MC でお笑いコンビ・EXIT のりんたろー。は「小学生の時、イジメを受けていた。その経験がしんどくて、中学生の時はイジメを止めていた」と、被害経験を明かした上で「イジメを止めていた行動はその時の僕の正義とモラルかなと思う。例えば、僕に子どもが生まれて『イジメを見たんだけど、どうすればいい?』と子どもに聞かれた時に、『イジメは絶対にダメだから、それは止めてあげろ』って言ってあげられるか?と考えると難しい。止めたことによって、今度は自分の子どもがイジメられるかもしれない。こうやって色々考えると、正解ってないのでは?と思って、教育するってめちゃくちゃ難しいなって思った」とコメントした。

相方の兼近大樹は「大人もイジメをやっちゃっているから、イジメはなくならないものなのかな。“みんなと一緒”っていう同調圧力のようなものがあって、みんなが“嫌い”っていうものを“好き”って言ったら『お前は敵だ』となる世界。子どもはそんな大人の真似をするから、学校の中でもみんなが“嫌い”って言っている人を“嫌い”でいなければならないと染みついているのでは」と自身の意見を述べた。

一方で、兼近はイジメをなくすために「エンタメの力で導いてあげたい」と提言。「子どもの頃に『こういう人になりたい』とすごくエンタメの感銘を受けた。どんどん子どもたちを良い方向や、イジメの事件が少なくなる方に導いてあげられるように、エンタメでかましたいっすよね!」と力強く語った。

**■意外と安い・早い・手軽!少額訴訟をEXITと学ぶ **

りんたろー。「なぜか裁判を起こした人=面倒くさい人なの?と思われる風潮がある」

番組の後半では、素早く、安価で、手軽にできる“少額訴訟”について、メリットやデメリットなど深堀りした。誰かを訴えたいと思ったことはあるか? と問われた兼近は「大勢の人の前で喋っている時に、『なんでだよ!』『おかしいだろ!』って言われて、僕の発言が全部否定されるんですよ…。その時に訴えたいなって思う」と、ボケると、すかさずりんたろー。は「それはツッコミ!言わなきゃひどいことになるときもあるよ」と笑いを誘った。

一方で、少額訴訟について兼近は「日本は“優しさ”とか“心の大きさ”みたいなものが美学とされているから、例えば少ない金額のトラブルで少額訴訟を起こすと『お前せこいな。裁判までやったの?』って思われるんじゃないかって不安はあります」とコメントした。りんたろー。も「誹謗中傷されたタレントが裁判起こすと、なぜかよくわからないけど、その人が面倒くさい人なのかなって思われる風潮があるような気がしますよね」と話すと、兼近も「『お前は芸能人なんだからそれくらい許せよ』みたいな風潮があるからこそ、芸能人は『全然気にしないっすね』とか『ネットの意見を見てないっすね』とか、本当は気にしているのに、そう発言する」とコメントした。レギュラーコメンテーターのリディラバ代表の安部敏樹は「僕はそういう訴訟を、今後のために全部やった方が良いと思う」と語ると、EXITの2人も「本当はそうですよね」と呟いた。本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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