【日本短水路選手権】松元克央が200m自由形V パリ五輪へテーマは「エンジョイカツオ」

松元克央

競泳の日本短水路選手権初日(16日、東京辰巳国際水泳場)、男子200メートル自由形決勝は東京五輪代表の松元克央(24=セントラルスポーツ)が1分42秒33で優勝した。

予選を全体1位で通過した松元は、決勝レースでも2位に2秒近く差を広げて圧勝。「自分の実力が確認できたと思うのでよかったんじゃないかな」。タイムはもちろんのこと「しっかり勝つことを意識した」という。

長水路の日本記録を持って挑んだ自国開催の五輪ではまさかの予選敗退に終わった。「五輪のことについて考えるとマイナスなことしか出てこない」と振り返りつつも「大きな舞台で自分のレースができないことは情けないこと。あの悔しさを思い出して二度としたくないと思えたらプラスになると思う」と前を向いた。

五輪後は鈴木陽二コーチと話し合い、3年後のパリ五輪を目指して再スタートを切った。まずは来年5月の世界選手権に照準に合わせる松元は「メダルは狙っていくが、自分にプレッシャーを与えすぎず、世界に挑戦することが楽しいと思いながらやっていけたら」と話す。

〝カツオ〟の愛称で親しまれる松元は「水泳を楽しみたい。『エンジョイカツオ』でお願いします」と笑顔を見せた。

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