高橋洋一氏 財務事務次官の“ばらまき批判”に怒!「全然うそ」「グチュグチュ言ってる」

大阪朝日放送(東スポWeb)

元財務官僚で数量政策学者の高橋洋一氏が16日、朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。財務省の矢野康治事務次官の月刊誌への寄稿に猛反論した。

矢野次官は8日発売の月刊誌「文芸春秋」で、衆院選や自民党総裁選に絡む政策論争を「ばらまき合戦のようだ」と批判。このままでは国家財政が破綻すると主張している。

まず東大出身の高橋氏は矢野次官について「財務省のキャリアって基本的にみんな東大の法学部なんです。20人ちょっと取るんだけど、1人ぐらいは一橋。その20人の1人の出身でしたね。珍しいといえば珍しい。まず偉くならないんですよ」と、上から目線で紹介。

MCの東野幸治が「(矢野次官は)昔から財政破綻について言っていた。本もお出しになってた」と話を促すと、高橋氏は矢野次官の著書「待ったなしの日本財政危機」のパネルを出し「これは2005年に出した本ですけど、そのころから、ずーっと財政危機って言ってるんだけどね。全然うそでしょ?」と切り捨てた。

さらに「彼とは実は20何年間ずーっと議論してます。私がなんかやった後に、こういう本を出したりしてね…。正確に言うと財務省の公式見解ってはっきりしてて、2002年の時に『日本国債は破綻しません』って言ってるの。それは私がやったんだけどね。それが出た後にこういうの(本)を出してね、グチュグチュ言ってるんですよ。はっきり言えば!」と一喝。

つづけて「グチュグチュ言ってるってレベルなんです。決着ついてる話をグチュグチュ言ってる。私は組織の中にいたから組織の中できちんと全部やったんですよ」と厳しい言葉を並べた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社