競泳の日本短水路選手権初日(16日、東京辰巳国際水泳場)、男子200メートルバタフライ決勝は東京五輪銀メダルの本多灯(19=アリーナつきみ野SC)が1分49秒84で優勝した。同種目で世界記録を持つ瀬戸大也(TEAM DAIYA)は1分50秒36で2位だった。
前半100メートルを2番手で折り返した本多は150メートルでトップに立ち、そのままフィニッシュ。レース後は「大也さんは1個メ、4個メを泳いでいるので、ここで僕が勝てないと一生勝てないと思って必死に泳いだ」と振り返った。
200メートル自由形は5位に終わったものの「2バタは僕の得意種目」ときっぱり。五輪ではミラク(ハンガリー)に2秒以上離されながらも表彰台に立った実力を発揮した。
17日は200メートル個人メドレーに出場する。本多は「まずは決勝に残ることを意識して、決勝に残ったら自己ベストを出せるように、(1分)53秒に近づけられるように頑張りたい」と気合を入れた。