任期満了に伴う那須烏山市長選は17日告示され、無所属の現職川俣純子(かわまたじゅんこ)氏(61)=自民、公明推薦=以外に立候補者がなく、川俣氏の無投票再選が決まった。
川俣氏は午前10時に同市中央2丁目の選挙事務所前で第一声を放ち、遊説カーで市内を巡った。午後5時半からの出陣式は選挙結果報告式に切り替わり、同市城山のゴルフ場に支持者約200人が集まった。
川俣氏は壇上で深々と頭を下げ、「この4年間で『これをやった』と言えるものがもっとあれば、こんな不安はなかった選挙だった。これから4年間、一生懸命皆さんの声を聞き、市政に反映させたい」と決意を語った。
式には高橋克法(たかはしかつのり)参院議員、公明党県本部代表の山口恒夫(やまぐちつねお)県議、津久井富雄(つくいとみお)大田原市長らが駆け付けた。
川俣氏は市民協働のまちづくり、持続可能な財政運営、国・県との連携重視を公約の3本柱に掲げ、6月に立候補を表明。新型コロナウイルス対策を最重要課題と位置付け、学校給食費補助の拡大、受験生への早期のワクチン接種などに取り組むとしている。