No.1 数学・物理系YouTuber ヨビノリたくみ氏もハマった!「数式なしの時間論」異色の時間本が本邦初翻訳!

時間について脳内で起こっていること、 そのとてつもなさには驚くしかない。

ーー著者 アラン・バーディック

株式会社東洋館出版社は、 『WHY TIME FLIES:なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか』を2021年10月20日に刊行。 コロナ禍での自粛生活で「いつも以上に、 時間が過ぎるのが速い」と感じた人も多いのではないだろうか。 コロナ禍でなくとも、 年末にもなると「1年があっという間だった」と思いを馳せてしまうもの。 ですが、 「なぜ速く感じるのか」「そもそも体のどこで時間を感じているのか」と一歩踏み込むと、 たちまち謎めいてくるのが時間というテーマ。 本書は、 サイエンスライターである著者が、 一般的な目線から「体験ベースの実験・取材」をもとに語っていく、 これまでにない時間本。 理系の知識を問わずに、 楽しんでいただける。 世界一正確な時刻は誰が決めているのか。1 日=24 時間の区切りがなくなると人はどうなるのか。音は耳、 光は目、 匂いは鼻。 では、 時間を感じているのは? 「今」とは何か。 計れるのか。事故にあったとき、 世界がスローモーションになるのは本当か。赤ちゃんは時間をどう感じているのか。時間がゆっくり進んだり、 あっという間だったりするのはなぜか。なぜ歳をとると時間が速く過ぎるのか。ほかにも時間の謎にまつわるトピックが満載。本書で「時間を忘れる」知的読書体験を。

はじめに より

私は時間の世界へ旅に出た。 その目的は、 時間を理解し、 アウグスティヌスがしたように、 時間は《どこから来たり、 どこをとおって、 どこに過ぎさってゆく》かを問うことだ。 時間には、 純粋に物理学的、 数学的な側面があるが、 それらについては、 宇宙論の領域の偉大な研究者たちが議論を続けている。 私が関心を持つのは、 生物における時間の現れ方だ。 私は世界の時間研究の現場をめぐり、 何人もの専門家を訪ねながら、 私が(そしてたぶん、 あなたも)以前から気にかけていたいくつかの問題の答えを探した。

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