【新日本・G1】飯伏幸太 混戦Aブロック突破! 史上初3連覇王手「チャンスを絶対に逃さない」

KENTA(左)の後頭部にカミゴェを放つ飯伏(東スポWeb)

新日本プロレス18日横浜大会「G1クライマックス」Aブロック公式戦で、前年度覇者の飯伏幸太(39)がKENTA(40)を下し、7勝目。優勝決定戦(21日、日本武道館)進出を決めて史上初の大会3連覇に王手をかけた。

Aブロックは1試合を残して飯伏、KENTA、鷹木信悟、ザック・セイバーJr.の4選手が並ぶ大混戦となっていた。直前の試合でザックがタンガ・ロアが敗れ脱落。鷹木も高橋裕二郎に両者リングアウト引き分けに持ち込まれたため、飯伏とKENTAの勝者が決勝進出という状況下で最終公式戦が行われた。

序盤から場外リングアウトを狙われながらも、カウント19で帰還。イス攻撃を仕掛けてきたKENTAに対し、場外にテーブルをセットすると狂気のダイビングボディプレスを投下した。

互いに一歩も引かない打撃合戦からカミゴェを決めるも3カウントは奪えず、反撃のGAME OVERに捕らえられてしまう。コーナーに打ち付けられての丸め込み、ブサイクへの膝蹴りと猛攻にさらされた。

それでもgo2sleepをキャッチした飯伏は、ジャンピングニーで形勢逆転。後頭部へのカミゴェから正調カミゴェを叩き込み激闘に終止符を打った。

これで実に4年連続の優勝決定戦進出が決定。試合後のリング上で飯伏は「KENTAさん、(戦前のツイッター抗争に)付き合ってくれてありがとうございます。そして、優勝するチャンスを掴むことができました。4度目の優勝決定戦、そのチャンスを僕は絶対に逃さない。3連覇してみせます。いつも言ってますよね。僕は何からも逃げない、負けない、諦めない。そして絶対に裏切らないから」と豪語した。

蝶野正洋、天山広吉も達成できたなかった史上初の大会3連覇への切符を手に入れたゴールデンスターが、武道館で新たな伝説を創る。

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