バルセロナとアンス・ファティの契約延長交渉が難航 大物代理人が猛反発

契約延長交渉が難航しているアンス・ファティ(ロイター)

スペイン1部バルセロナと、10番を背負うFWアンス・ファティ(18)の契約延長が難航していると、同国メディア「エル・ナシオナル」が報じている。

スペイン代表MFペドリをはじめ有望な若手選手との契約延長に取り組んでいるバルセロナは今季からエースナンバーを背負うファティとも交渉を開始。同メディアによると、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)を担当するファティの代理人ホルヘ・メンデス氏との交渉は「まったくうまくいっていない」という。

バルセロナ側は新たなチームの顔となるファティと長期契約の締結を望んでいるものの、メンデス氏は2年の短い契約を要求しており「その後に新しいより(条件の)高い契約を再交渉する」と報道。また、クラブ側はファティの引き抜きを阻止するため、契約解除金を10億ユーロ(約1320億円)に設定したい方針だが、これにメンデス氏が猛反発していると伝えている。

すでにバルセロナではファティと同世代で東京五輪にも出場したMFペドリと契約延長に合意し、契約解除金が10億ユーロに設定されたことを発表している。同紙は「ファティはペドリではない。片方が理解できない状況を受け入れない限り、更新の交渉は長くなる」と長期化を予測していた。

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