韓国紙「レクサスは性能も良く満足度でも韓国で4冠」「車には問題無いが...日本の政治家が...」

韓国紙が、再び韓国市場で売れ始めたトヨタのレクサスについて肯定的に評価し、自動車に罪はないと指摘した。

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毎日経済新聞は18日、トヨタのレクサスについて特集記事を掲載した。執筆したチェ・ギソン記者は「車は良いのだが…」としつつ、「日本のプレミアムカー代表ブランドであるレクサスが国内(韓国)販売するモデルに試乗するたびに頭でぐるぐる回る言葉だ」と述べている。

チェ記者は、「レクサス車種は基本性能が優れ、耐久性も良い」とし、「ハイブリッドモデルは、《ハイブリッド名家》のトヨタが作った車らしく燃費性能も優れている」と評価した。

レクサスは2019年7月の日本の対韓国輸出規制を受けて韓国で広がった日本製品不買運動によって販売台数を大きく下げた。しかし、それまでレクサスの代表車種である「レクサスES」は2003年から2018年まで韓国でベストセラーカーの座を占めていた。

画像:レクサスコリアHPキャプション

チェ記者は、韓国輸入自動車協会(KAIDA)の統計を基に、「レクサスESは2004〜2005年に競争車種であるベンツEクラスとBMW 5シリーズを抜いて輸入車1位の座を2年連続で獲得した」ものの、2009年に米国で起きた事故・リコールにより「国内(韓国)でもトヨタとレクサスの品質に対する信頼は怒りに変わった」ことで販売台数が急減し2012年には23位にまで急落したが、「2014年から信頼が徐々に回復し、販売台数も増加した」「2016〜2019年には再び2〜3位の座を維持した」と伝えている。

不買運動で再び落ち込んだレクサスESだが、今年に入って徐々に増加傾向に入り、1~9月の販売台数は前年より5.5%増加し、ハイブリッドモデルでは3位にまで浮上した。

チェ記者は、その背景に品質とサービスの良さがあるとし、コンシューマーインサイトが最近実施した「2021自動車企画調査」において、レクサスが韓国の輸入車分野において初期品質(TGW-i)・耐久品質(TGW-d)部門で共に1位に上がったと指摘する。同車は、さらに輸入車販売サービスの満足度(SSI)およびAS満足度(CSI)調査でも1位を占めるなど4冠を達成している。

今回リニューアルされた「レクサス ニューES 300h Fスポーツ」についてチェ記者は、「大人しい模範生のようなイメージを破るために戦略的に出されたモデルである」とし、「全体的なパフォーマンスや品質にも優れている」と伝えた上で、「車そのものに問題があるわけではない」とし、「代わりに日本の政治家たちの挑発に怒りが出る」と述べている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「不買運動はするがレクサスには乗る民主党(与党)」

「…この時世に日本車の宣伝をしてくれるな」

「レクサス乗りながらノージャパンやる政治家がいるんだが」

「日本製だからといって何でも悪いとは思わない。しかし日本の挑発以降、未だに何の変化もないなかで日本車レクサスを肯定するのは…」

「…改善されない国産車をみると愛国心とか反日感情など置いといてレクサスに乗るだろう」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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