日本代表の森保一監督(53)が、負傷離脱中のMF久保建英(20=マジョルカ)とMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)の招集に慎重な姿勢を示した。
2人はともにヒザを負傷しており、現在リハビリに努めている。19日にオンラインで取材に応じた森保監督は「けがの回復状況はメディカルから報告を受けている。順調に回復しているとは聞いている」とする一方で、11月のカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(11日)とオマーン戦(16日)に向けては招集に慎重な姿勢を示した。
「ただ、けががすぐにすべて回復してパフォーマンスが100%回復するかは難しいと。本人はファイティングポーズを取っているが、そこはしっかりけがの状況を見極めて招集は考えたい。焦ってまたけがを再発させるのが彼らのキャリアにとってよくない。焦って判断を間違えることのないように、我々も気を付けないといけない」と再発だけは避けなければならず、11月の招集は見送る公算が高くなった。
指揮官は「本人にも『焦らずに万全の状態にしてほしい』とやり取りしている。これからもコミュニケーションを取っていきたい。まだまだサッカー人生が長い選手なので」と今後は慎重に状態を見極めていく方針だ。
東京五輪のエースコンビは、森保ジャパンで来年の最終予選での復帰を目指すことになりそうだ。