【WWE】女王様シャーロット・フレアーが父譲りの卑劣手段でビアンカを相手にベルト死守

王座を防衛したシャーロット・フレアー(左)だが、試合後に挑戦者ビアンカ・ブレアのパイプ椅子攻撃を食らった(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【カリフォルニア州サクラメント18日(日本時間19日)発】「WWEドラフト」でスマックダウン(SD)への移籍が決まった〝女王様〟ことロウ女子王者シャーロット・フレアー(35)が、父親譲りの卑劣な手段でベルトを死守した。

女王様はこの日のWWE・ロウで〝EST〟ビアンカ・ブレア(32)の挑戦を受けるが、そのビアンカはPPV「クラウン・ジュエル」(21日=日本時間22日、サウジアラビア)で、SD女子王者ベッキー・リンチ、サーシャ・バンクスとトリプルスレット戦を行う。

これに不満たらたらでロウのオープニングでは「ビアンカみたいな新人が今週2回も王座挑戦できるなんて」と文句を言い出した。そこへ現れたビアンカは「タイトルとの別れの時間を取るといいわ」と挑発。怒ったシャーロットは殴りかかったが、ビアンカもハンドスプリングニールキックで反撃した。

タイトルマッチでは、シャーロットがパワーボムやスタンディングムーンサルト弾で攻め込み、ビアンカのスパインバスターから解説席に投げ飛ばされるなど激しい攻防を展開した。

終盤にはシャーロットが場外ムーンサルトやスピアーを叩き込むも、決定打とはならず。逆にコーナーに上がったビアンカにエルボーを放ったところ、強烈無比なパワーボムで切り返された。これは何とかカウント2で返したが、たまらず場外へと逃げ出した。リング内から捕まえようとしてくるビアンカに、隠し持ったパイプ椅子で一撃。即座にレフェリーはビアンカの反則勝ちの宣告を下したが、反則裁定では王座移動せず、シャーロットは王座防衛に成功した。

試合後にビアンカに奪われたパイプ椅子で蹴散らされたが、王座は渡さず。まるで父親の〝狂乱の貴公子〟リック・フレアーの王者時代をほうふつとさせる卑劣な手段で、女王様の〝貫禄〟を示した。このままロウの王座を持ってSDに移籍しても、父親ばりに長期政権を築きそうだ。

ビアンカVSベッキーVSサーシャのスマックダウン女子王座トリプルスレット戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。

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