【バスケット】林咲希の逆転3ポイント! 女子日本代表が初の4強入り

林(左)が3点シュートを決めた(ロイター)

東京五輪バスケットボール女子日本代表は4日、準々決勝ベルギー戦(さいたまスーパーアリーナ)に86―85で競り勝ち、初の4強入りを決めた。6日の準決勝はスペイン―フランス戦の勝者と対戦する。

劇的な逆転勝利だった。83―85で迎えた残り16秒、林咲希(ENEOS)が3点シュートを執念で決めてみせた。最後は逆転を狙った相手のシュートが外れ、タイムアップ。新たな歴史をつくった選手たちは、喜びを爆発させた。身長で勝る相手に苦しめられる場面もあったが、海外勢の高さに対抗するため徹底的に磨いてきた〝長距離砲〟をこの日も的確に決めて食い下がり、最後はそれを象徴する結果となった。

2016年リオデジャネイロ五輪は1次リーグを突破するも、準々決勝で米国に完敗。それを上回る4強入りを果たしたが、高田真希主将(デンソー)は「目標は金メダルで変わらない。次も日本らしいバスケットをやり通して、チームメートを信じてやっていきたい」。目指すはあくまで表彰台の頂点だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社