【欧州CL】メッシ逆転2発!!エムバペとも好連係…PSGがライプチヒに競り勝つ

連係面の不安説を一蹴したメッシ(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第3節(19日=日本時間20日)でA組のパリ・サンジェルマン(フランス)はホームでライプチヒ(ドイツ)に3―2で競り勝った。1―2と厳しい状況に追い込まれる中、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の2ゴールで逆転に成功。懸念されていたフランス代表FWキリアン・エムバぺ(22)とも好連係を披露するなど、不安を一蹴した。

【フランス・パリ発】負傷でブラジル代表FWネイマールが欠場となったパリSGは、前半9分にエムバペのゴールで先制したものの28分に同点とされると、後半12分に逆転を許した。劣勢の状況の中、チームを救ったのはメッシだった。

後半22分にカウンターからエムバペがドリブル突破でペナルティーエリアに進入し、中央にクロスを供給。走り込んだメッシが左足で合わせたシュートはポストに阻まれたが、自身がこぼれ球を押し込み、CL2戦連続ゴールで同点とした。さらに28分にはエムバぺがエリア内でファウルを受けてPKをゲット。29分にメッシがキッカーを務め、逆転に成功した。

試合終盤にもPKのチャンスを得てエムバペはキッカーを務めたが、失敗。それでも3―2で勝利し、2勝1分けの勝ち点7でグループ首位をキープした。エムバペは「CLは難しいし、すべての試合が厳しい。それでもホームのファンの前で勝った」と白星を喜んだ上で、自らが獲得したPKのキッカーをメッシに譲ったことに「普通のことだ。メッシをリスペクトしているから。彼は最高の選手で、彼とプレーできるのは特別。2回目は話し合って彼は私が(PKを)蹴るように言った」と、ピッチ上でのやりとりを明かした。

新加入のメッシはチームメートとのコンビネーションが不安視されていたが、この日はエムバぺと抜群のコンビネーションを見せた。マウリッシオ・ポッチェティーノ監督は「私たちは改善すべき課題があることはわかっているし、時間とともに修正している」とメッシらスター選手の活躍をたたえていた。

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