神奈川の中小・中堅企業、「今冬はボーナス支給」増加 増額の回答も昨年から倍増 浜銀総研調査

 浜銀総合研究所(横浜市西区)は、神奈川県内の中小・中堅企業の今冬ボーナス支給状況に関する調査結果を公表した。「支給する」とした企業の割合は81.3%で、昨年9月調査と比べ8.1ポイント増加した。支給額を増やすと答えた割合は、昨年からほぼ倍増。冬のボーナス支給について、前向きな姿勢へと変化しているという。

 支給総額(資金量)を「前年並み」とする企業の割合は44.8%と、12.2ポイント増えた。

 「増加」と回答した企業の割合は、8ポイント増の16.4%だったのに対し「減少」は10.2ポイント減の11.1%。増加の要因(複数回答可)を尋ねたところ、最も多かったのは「業績好調」で6.8ポイント増の14%だった。浜銀総研は、中小・中堅企業のボーナス支払い能力が改善しつつあるとしている。

 調査は県内の中小・中堅企業1120社が対象。9月の企業経営予測調査の特別調査として実施した。回答企業は373社(回収率33.3%)。

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