【欧州CL】Aマドリードのシメオネ監督 クロップ監督との握手を拒否したシンプルな理由

シメオネ監督(ロイター)

アトレチコ・マドリード(スペイン)のディエゴ・シメオネ監督が世界的名将との握手を拒否した理由を語ったと、英メディア「メトロ」が伝えている。

Aマドリードは欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第3節(19日=日本時間20日)にリバプール(イングラド)に2―3で敗れた。試合後、シメオネ監督はリバプールのユルゲン・クロップ監督と握手しなかったことに「勝者にも敗者にも健康的ではない」と主張した。

Aマドリードはエース格のフランス代表FWアントワヌ・グリーズマンが微妙な判定で退場になるなど、ホームで試合を落としたこともあって指揮官もナーバスになっていた模様。シメオネ監督に握手を拒否されたクロップ監督も不機嫌に見せるかのように、足早にロッカーへ戻った。

シメオネ監督は試合後の記者会見で「私は握手が好きではないので、試合後にいつも(他の監督に)あいさつするわけではない」と、自身の見解を強調した。「勝者にとっても敗者にとっても健康的ではない。でも今、彼(クロップ監督)に会ったら問題なくあいさつする」と語った。

試合前の会見では、お互いの戦い方について舌戦を繰り広げていただけに、2人の行動が注目されていた。クロップ監督は「私は握手したかったが、彼は違った。その反応は良くはなかった」と冷静に対応していたが、第4節(11月3日)に再び対戦するだけに、試合後に2人の指揮官が今度こそ握手をするのか。気になるところだ。

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