【新日本・G1】EVILが元相棒SANADAをも拷問の館に葬る「やるまでもなかったな」

試合後もSANADA(手前)の首を締め上げるEVIL

新日本プロレス20日日本武道館大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、EVILがSANADA(33)を拷問の館に引きずり込み7勝目を挙げた。

かつてパートナー同士だった両者の対決。互いに優勝決定戦(21日、日本武道館)進出の可能性がないため、EVILは入場するや「こんな試合よ、意味がねえんだよ。終わりだ、終わり!」と勝手にゴングを鳴らして返ろうとする。だったら最初から欠場すればよかっただけの話で、わざわざコスチューム姿でリングに現れておいてその言い分は通用しない。怒りのSANADAにリングに戻され、試合がスタートした。

新チーム「ハウス・オブ・トーチャー」を率いるEVILは、この日もセコンドのディック東郷を要所で介入させて窮地を逃れ続ける。ならばと応戦したSANADAの急所攻撃からオコーナーブリッジで丸め込まれるも、場外から東郷がレフェリーの足を引っ張りカウントを妨害。無法状態となったリング上に東郷があがって数的優位を築く。イスを巡る攻防からイス攻撃をさく裂させると、問答無用のEVILで3カウントを奪ってみせた。

最後の最後までダーティファイトを展開し勝ち点を14に伸ばしたEVILは、試合後のリング上でもSANADAの首をワイヤーチョークで絞めあげ蛮行三昧。「オイ、SANADAよ、残念だったな。まあよ、やるまでもなかったな。これが現実だ、オイ。これがハウス・オブ・トーチャーだ。よく覚えとけ!」と勝ち誇っていた。

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