優勝M「5」 ロッテ最後の“難関”は本拠地ZOZOマリン対策!?

井口監督は強気の姿勢だが(東スポWeb)

オリックスが敗れたことでマジック「5」となったロッテだが、今後の戦いを見据えるとまだまだ「難関」が待ち受けている。今季、チームが敵地戦に比べ、本拠地ZOZOマリンでの戦いに苦しんでいる点だ。

ここまでロッテは137試合を終え、65勝53敗19分けだが、敵地は34勝24敗12分けと圧勝しているのに対し、本拠地では31勝29敗7分け。勝ち越してはいるものの、本拠地での貯金はわずか「2」しかない。ロッテは残り6試合のうちZOZOマリンでの試合を5試合残しており、この傾向は気がかりだ。

しかも、今後の本拠地戦は昨今の急激な気温低下もあり、過酷な条件下での戦いが予想される。対戦相手も同条件とはいえ、ロッテがその本拠地で対峙するチームは来季を見据える日本ハム(4試合)とソフトバンク(1試合)。ロッテは高い集中力で試合に臨める一方、優勝への重圧も今以上にかかってくる。

井口監督はシーズン最終盤になっても「(戦い方は)いつもと変わらない。とにかく一試合一試合、われわれは勝ち続けるしかない」と強気の姿勢を崩さないが、オリックスも最終戦まで食らいついてくるはず。ロッテは難題を克服しながら最終的にリーグの頂きに到達できるのか。パの熱い優勝争いは最後まで予断を許さない。

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