ブレーブス・イノアが先発回避 登録抹消でポストシーズン欠場へ

ブレーブスは日本時間10月21日に行われるドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で23歳の若手右腕ワスカル・イノアが先発予定だったが、試合前のキャッチボール中に右肩の違和感を訴え、登板を回避することになった。ブレーブスはロースターの変更を申請して承認され、イノアの代わりに新人左腕ディラン・リーのロースター入りが決定。イノアはポストシーズンのルールにより、リーグ優勝決定シリーズの残り試合だけでなく、次のラウンドであるワールドシリーズにも出場できない。

イノアはメジャー3年目の今季、18試合(うち17先発)に登板して91イニングを投げ、4勝6敗、防御率4.05、100奪三振を記録。レギュラーシーズンはマックス・フリード、チャーリー・モートン、イアン・アンダーソン、ドリュー・スマイリーに次ぐ先発5番手という位置付けだったが、今日の試合ではブルペンゲームのオープナーを務める予定となっていた。

イノアに代わって先発したのは38歳のベテラン右腕ジェシー・チャベス。ドジャース打線は5番にギャビン・ラックス、7番にコディ・ベリンジャーと左打者が入っているため、チャベスは最初の4人(右打者3人、2番コリー・シーガーのみ左打者)と対戦したところで交代することが予想されていたが、1イニングを三者凡退に抑えただけでマウンドを降りた。

チャベスのあとを継いで2回裏から2番手としてマウンドに上がったのは、先発4番手という位置付けの左腕スマイリー。今季は14勝を挙げたフリードとモートンに次ぐチーム3位の11勝(4敗、防御率4.48)をマークしたが、不安定なピッチングが目立ち、9月以降はリリーフに回っていた。ちなみに、今年のポストシーズンでの登板は今日が初めてである。

ブレーブスはドジャース先発のフリオ・ウリアスから3本のアーチなどで3回表までに4点を先制。このまま第4戦に勝利すれば、3勝1敗で1999年以来22年ぶりのリーグ優勝に王手をかけることになる。

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