【NLDS】ドジャースがライバル撃破 ベリンジャー決勝打

【ドジャース2-1ジャイアンツ】@オラクル・パーク

シーズン107勝のジャイアンツと同106勝のドジャースによる「頂上決戦」は、地区シリーズ4カードのなかで唯一、第5戦に突入。「負ければ敗退」の大一番を制し、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズに駒を進めたのはドジャースだった。1対1の同点で迎えた9回表に一死1・2塁のチャンスを迎え、2019年ナ・リーグMVPのコディ・ベリンジャーが勝ち越しタイムリー。9回裏は第3戦に先発したマックス・シャーザーを中2日で投入して1点のリードを守り抜き、3勝2敗でジャイアンツを破った。

20勝投手のフリオ・ウリアスに代わって中継ぎ右腕のコリー・クネーベルをオープナーに起用したドジャースに対し、ジャイアンツは第1戦で快投したローガン・ウェブが先発。ドジャースは2番手ブルスダル・グラテロルを挟んで3回から3番手としてウリアスがマウンドに上がり、5回まで両軍無得点の展開となった。6回表、ドジャースは一死からムーキー・ベッツがヒットと盗塁でチャンスメイクし、コリー・シーガーのタイムリー二塁打で先制。しかし、直後の6回裏にダリン・ラフがソロ本塁打を放ち、ジャイアンツが1対1の同点に追いついて試合終盤を迎えた。

ウリアスはラフに被弾したものの、6回までの4イニングを3安打1失点に抑える好リリーフ。一方のウェブも7イニングを4安打1失点に抑え、第1戦に続く快投となった。そして9回表、ドジャースはジャイアンツの若き剛腕カミロ・ドーバルから一死1・2塁のチャンスを作り、ベリンジャーのタイムリーで勝ち越しに成功。追加点を奪うことはできなかったが、守護神ケンリー・ジャンセンからバトンを引き継いだシャーザーが1点のリードを守り抜いた。

© MLB Advanced Media, LP.