レッドソックス・澤村は2/3回を1安打無失点 チームは3敗で土壇場

澤村拓一(ロイター=USA-TODAY-Sports)

レッドソックスの澤村拓一投手(33)は20日(日本時間21日)に本拠地ボストンで行われたア・リーグ優勝決定シリーズ(第7回戦制)第5戦のアストロズ戦に1―7の8回途中に登板して、2/3回を1安打無失点 1三振1四球だった。防御率4・50。チームは1―9で敗れ、2勝3敗でアストロズに王手をかけられた。

澤村は6点を追う8回一死一塁でこのシリーズ3度目のマウンドに上がった。先頭グリエルに1ボールからの2球目を中前に運ばれた。続くシリはフルカウントから90マイル(約145キロ)のスプリットで空振り三振を奪うも、9番マルドナドにはフルカウントから四球を与えて二死満塁。アルテューベをカウント1―2からの4球目、内角低め98マイル(約158キロ)の直球で詰まらせ、左飛に打ち取り追加点は許さなかった。

澤村は試合後、「詰まっていたので、でも、詰まってもこういう風にボンって入っちゃうケースというのはこの球場はやっぱあるので、ギリ(ギリ)で捕ってくれて良かったなと」とホッとした表情を浮かべた。

何とか無失点で終えたが「急な登板というのが中継ぎの仕事。ゼロで追われて良かった。自分自身のいい悪いではなくてね、こういう風にゲームを落としているので、そっちの方が悔しいですね、今は」と振り返った。

ワールドシリーズ出場へは敵地で連勝するしかない。「負けたら終わっちゃうので、なんとか勝てるように頑張りたいなと思います」と力を込めた。奇跡を呼び寄せることはできるか。

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