元ドラ1右腕、巨人守護神ら豪華監督に女性コーチも セ“Jr.チーム”の首脳陣は?

「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」は12月28日から開催される

巨人は13年最多セーブの西村健太朗氏が監督、阪神は昨季引退の上本博紀氏がコーチに

12月28日から明治神宮野球場、横浜スタジアムで開催される小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」。次世代のNPBを担う選手を指導する首脳陣にも注目が集まる。セ・リーグでは、主に球団OBが監督・コーチを務めるが、女性コーチを起用するチームもあった。

○巨人

監督:西村健太朗氏、コーチ:辻東倫氏、北之園隆生氏

監督は2017年に巨人を引退した西村健太朗氏。2013年には球団記録の42セーブを記録した守護神で、プロ15年間で通算470登板した。その西村氏を27歳の辻東倫氏、26歳の北之園隆生氏がコーチとして支える。

○阪神

監督:白仁田寛和氏、コーチ:柴田講平氏、上本博紀氏、岩本輝氏

監督は阪神、オリックスなどに所属した白仁田寛和氏。2007年の大学・社会人ドラフト1巡目で阪神に入団し、オリックスに移籍した2015年には43試合に登板して2勝2敗、防御率3.29の成績を収めた。また、昨年引退した上本博紀氏も同期の柴田講平氏らとともにコーチを務める。

○中日

監督:湊川誠隆氏、コーチ:酒井大輔氏、伊藤善司氏

球団OBで青年実業家の湊川誠隆氏が監督を務める。“松坂世代”の湊川氏は2002年に慶大からドラフト8巡目で入団。2年で戦力外になったが、その後イタリアリーグなども経験。2016年から監督を始め、今年で5年目を迎える。

DeNAは女子コーチを起用、中学校から大学までソフトボール部に所属

○DeNA

監督:秦裕二氏、コーチ:松井飛雄馬氏、篠原由緯子氏

球団OBの秦裕二氏が監督を務める。2001年のドラフトで横浜(現DeNA)から1位指名を受け入団し、10年の現役生活で89試合に登板した。また、セ・リーグ唯一の女性コーチの起用も。篠原由緯子氏は中学生から大学生までソフトボール部に所属していた。

○広島

監督:天谷宗一郎氏、コーチ:佐々木真悟氏、安達哲夫氏

監督は広島一筋の天谷宗一郎氏。2008年には135試合に出場し、103安打を放つなど、プロ通算15年で493安打を放った。現在は野球解説を務めながら、昨年に続き監督を務める。

○ヤクルト

監督:度会博文氏、コーチ:川島亮氏、三輪正義氏

ヤクルトのコーチも務め、今年からスカウトに就任した度会博文氏が監督を務めている。1993年にドラフト3位でヤクルトに入団し、内外野を守れるユーティリティ選手として通算527試合に出場した。また、コーチも球団OBの川島亮氏、三輪正義氏が務める。

開幕に向けて練習を開始しているチームも多い。子どもの活躍も楽しみだが、かつてのファンを沸かせた選手たちの“その後”のキャリアにも注目したいところだ。(記事提供:First-Pitch編集部)

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