衆院選 長崎4区 萩原活候補(61)=無所属・新= 市民の声 国に届ける

萩原活候補

 出馬表明は衆院解散の2日前。支持者からは、佐世保の自民党市議としてのポジションを守るべきだとの声もあったが、決意は揺るがなかった。
 年齢や政治家としてのキャリアを考えると「リスクが高い」。それでも退路を断って挑むのは「党への不信感」があったからだ。長崎4区の公認争いを巡るごたごたが、有権者を混乱させ選挙への無関心を招いたと感じた。投票率の低下を危惧し「候補者の選択肢が増えることで、有権者に関心を持ってもらえれば」と期待を込める。
 市議として6年半、地域を回り、多くの人たちの声を聞いてきた自負がある。「市民の声を国に届けることで課題解決のお手伝いができれば」。人口減少や少子高齢化が進む中、佐世保の活性化が県北のにぎわいにつながると考えている。
 地域のコミュニケーションを高めるため、学校の校門であいさつ指導を続ける。県内外で暮らす5人の孫との時間は癒やしで「デレデレしてるらしいよ」と目尻を下げた。

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