平戸市長選 あす投開票 現新一騎打ち、市議選も

 任期満了に伴う平戸市長選と市議選は17日、投開票される。市長選は、行政書士で元市水道局長の松本和之候補(67)=無所属=と、4期目を目指す現職の黒田成彦候補(61)=無所属・自民推薦=が最後の追い込みに総力を挙げている。
 市議選は定数18に20人(現職12、元職1、新人7)が立候補し、少数激戦を繰り広げている。
 松本候補は「無投票阻止」を訴え、草の根の運動を展開。地域間格差解消、地域経済活性化など身近な問題に取り組む姿勢をアピール。「市民と行政が離れている」と市政刷新の必要性を主張する。
 黒田候補は強固な後援会組織などを背景に、実績を強調。特に備蓄マスクの配布、ワクチンのスムーズな接種推進など新型コロナウイルス対策で「市民と医療機関、市役所で緊密な連携が取れている」と訴える。
 投票は市長選、市議選とも17日午前7時から午後6時まで市内43カ所で行われ、同8時から平戸文化センター(岩の上町)で即日開票される。市長選は同10時、市議選は同11時半ごろまでには大勢が判明する見通し。
 有権者数は2万5656人(男1万2019、女1万3637)=9日現在、市選管調べ=。

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