連合長崎会長に高藤氏 「労働条件の底上げ 働き掛ける」

高藤義弘新会長

 連合長崎は21日、長崎市内で第28回定期大会を開き、任期満了で退く宮崎辰弥会長(61)=情報労連=の後任に高藤義弘事務局長(57)=基幹労連=を選出した。任期は2年。
 高藤氏は諫早市出身。大村工業高卒。1982年に三菱重工業長崎造船所に入社し基幹労連県本部事務局長、三菱重工労組長船支部書記長を経て2017年10月から現職。取材に「組織拡大が最重要課題。構成組織と連携しながら労働条件の底上げ、底支えを働き掛けていきたい」と意気込みを語った。
 役員改選では新事務局長に岩永洋一副事務局長(55)=JP労組=を選出した。宮崎氏は新設された連合長崎オルガナイザーに就任し、引き続き組織拡大に取り組む。
 大会には約200人が出席。23年度までの運動方針として組織の拡大と強化、最低賃金の底上げや格差是正などを決定。30年までに加盟人数を1万人増やし6万人とする「連合長崎組織拡大プラン2030」に取り組むことも決めた。
 衆院選で連合長崎が支援する長崎1区の候補者も訪れ、決意を述べた。大会後は緊急拡大選対会議を開き、構成組織に支援拡大を要請した。

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