衆院選 社民の福島党首 政権交代を訴え 長崎、佐世保で街頭演説

「政権交代で政治を変えよう」と支持を求める福島党首=佐世保下京町

 次期衆院選を前に社民党の福島瑞穂党首が1日、長崎、佐世保両市に入り「自民党政治は誰が総裁になっても変わらない。(社民は)命を守る政治をつくる」と政権交代の必要性を訴えた。
 佐世保市での街頭演説には、長崎4区から野党統一候補として立候補を予定している立憲民主新人の末次精一氏(58)も参加。末次氏は「野党共闘で政権交代に向け、大きな一歩を踏み出したい」と述べ、小選挙区は末次氏、比例区は社民党への支持を求めた。
 福島党首は、消費税減税や、原発のない脱炭素社会の追求などを盛り込んだ政策協定を市民連合と4野党で結んだことを挙げ「自民はできないし、やらない。政権交代して政治を変えたい」と力を込めた。感染拡大を繰り返す新型コロナウイルスの政府の対策について「あまりに後手後手、あまりにとんちんかん」などと批判した。
 核兵器禁止条約にも言及。参加していない政府を批判し「4区で核兵器禁止条約にきっちり取り組む人を(国会に)送って」と呼び掛けた。

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