足利の「山姥切国広」展、予約制に 専用サイトで12月3日開始

2017年春に市立美術館で開かれた山姥切国広展。1カ月で約3万8千人が来場した

 足利市立美術館は21日までに、国重要文化財の名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」などを展示する市制100周年記念特別展「戦国武将 足利長尾の武と美-その命脈は永遠(とわ)に」(来年2月11日~3月27日)の入場予約を、12月3日正午にインターネットの専用予約サイトで始めると発表した。

 同館で山姥切国広が展示されるのは5年ぶり。前回は1カ月で約3万8千人が訪れるなど混雑した。今回は新型コロナウイルス感染症対策も考慮し、原則予約制とした。

 予約サイトは、同館や市のホームページなどから利用できる。12月3日から予約できるのは、来年2月中の鑑賞分。その後、1月7日正午から3月1~13日の鑑賞分、2月4日正午から3月15~27日の予約ができる。同じ日の予約は1人1件に限り、4人までの入場と4冊まで図録購入を予約できる。

 展示期間中は、原則として30分刻みで40人ずつの入場となる。入れ替え制とはしないが、60分程度で鑑賞するよう協力を呼び掛ける。(問)同館0284.43.3131。

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