スペイン1部バルセロナのFWアンス・ファティ(18)に3つのビッグクラブからオファーがあったと、同国紙「スポルト」が報じている。
昨季限りで退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の後継者となる10番を託されたファティはクラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップデビューを果たした逸材。20日にはバルセロナと2027年6月末までの契約延長に合意し、契約解除金は破格の10億ユーロ(約1320億円)に設定された。
同紙によると、契約延長を前にフランス1部パリ・サンジェルマン、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、リバプールのビッグクラブがファティ側にオファーを提示。その条件面はバルセロナが支払う年俸の2倍以上だったという。
バルセロナでスポーツディレターを務めるマテウ・アルマニー氏も若手MFに海外クラブからの関心があったことを認めていた。ただ、ファティの最優先はバルセロナとの契約を延長することであり、クラブ側も合意を取り付けるため、アルマニー氏が代理人のホルヘ・メンデス氏の居住するポルトガルを訪問し、契約をまとめたそうだ。
実際にファティは「バルセロナに滞在することが常に私の最初の選択肢でした。海外からのオファーがありましたが、私の夢は常にバルサで成功することでした」とコメントしていたが、交渉が難航すれば、他国への流出は避けられなかったかもしれない。