【WWE】ラクダに乗って入場のリドル&毒蛇オートン サウジ決戦でロウタッグ王座を防衛

ロウタッグ王座を防衛し、喜ぶオートン(右)とリドル(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【サウジアラビア・リヤド21日(日本時間22日)発】WWEのPPV「クラウン・ジュエル」で、〝毒蛇〟ランディ・オートン(41)&リドル(35)のコンビ「RKブロ」が、因縁のAJスタイルズ&オモスを破り、ロウタッグ王座の防衛に成功した。

RKブロはロウタッグ王座を巡り、前王者のAJ&オモスと抗争を繰り広げてきた。サウジ決戦はその遺恨決着戦となったが、入場シーンでリドルが世界中の度肝を抜いた。オートンとともに現れると、すぐにバックステージに引っ込み、今度はなんとラクダに乗って登場。相棒の毒蛇、相手のAJ&オモスももあぜんとした表情を浮かべる中、リドルが一気に会場のファンを味方につけた。

ゴングが鳴ると、RKブロは合体技をAJに放つなど好連係を見せてペースを握った。巨体のオモスにオートンがつかまり、コーナーポストに叩きつけられるなど猛攻を受けたが、代わったリドルがAJにエルボーや変型スープレックス、その場飛びセントーンを放って大奮闘。AJの必殺スタイルズクラッシュをかわすと、強烈なジャンピングニーを放って優位に立った。

ここでオートンが得意の高速パワースラム。続くエレベイテッドDDTを邪魔したオモスは、リドルが場外から排除した。AJは必殺のフェノメナールフォアアームを狙うが、ここで毒蛇の〝神業〟、カウンターのRKOがさく裂。代わったリドルがコーナー上段から飛んでフローティングブロ(回転式セントーン)でAJをフォール。元WWE王者の強豪から殊勲の〝金星〟を奪った。

RKブロはベルトを手に勝利をアピール。WWEナンバーワンのタッグチームたることをアピールした。

また、「キング・オブ・ザ・リング・トーナメント」決勝戦はエグゼビアー・ウッズがフィン・ベイラーをヒジ爆弾で破り優勝。「クイーンズ・クラウン・トーナメント」決勝戦は、ゼリーナ・ベガがスターダムで活躍した元バイパーのドゥードロップを下し、初代女王の座に輝いた。セス・ロリンズ対エッジのヘル・イン・ア・セル・マッチは死闘の末、エッジが勝利した。

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