15年目の再発・・・乳房再建悩んだ末に  両側乳がんになりました117

次の誰かのためにと綴っています。

お便りいただきました。

『以前97回で取り上げていただいた 40歳で左乳房全摘、15年目の55歳で右乳房全摘で、再建手術を迷っていた者です。このたび、5日後に乳房再建手術のティッシユ・エキスパンダー挿入手術を受けることになりました。ほんとに何の知識も無くただただ再建したいとシリコンインプラント術を希望した私でしたが、同時再建出来なかったことが幸いし 考える時間が持て 穿通枝皮弁法(お腹の脂肪に血管をつけて胸に移植する方法)を選択しました。

やはり15年後のインプラント入れ替え手術をしなくてはならないことは大きなネックです。穿通枝皮弁法は入院期間も長いし、お腹に傷も残る。でも挑戦してみようと思います。 主人の母、実家の両親はまもなく90歳代になりますが今は介護の必要はなく、職場の問題はありますが 私の挑戦も今がぎりぎりタイムリミットと考えます。

40歳で最初の癌手術の時は子育て真っ最中 抗がん剤、リュープリン注射、服薬、そして心療内科の先生にもお世話になりました。今回は服薬のみで前回とは違い、乳房再建という選択を出来る状況にあることに感謝したいと思います。もちろん不安もありますけどね。 』

ありがとうございます。私たちは生活があります。がんになったことだけではなく、仕事も育児も介護もあって、その中で選択肢がひとつひとついろいろあり、人生の中で優先順位をつけねばならない。悩まれたのだとお察しします。まずは手術が無事に終わられますことを。

再建に関するご質問が本当に多いのでどこかのタイミングで先生方や乳房の再建についての正しい知識を広める活動をされているE-BeC(https://www.e-bec.com/)さんなどにお話いただくことを企画したいと思います。

23日午後10時からは人気YouTubeチャンネル BCTubeの乳腺外科医の先生方とお話します。

https://youtu.be/rD0Tbe486pE

【ご出演の乳腺外科医の先生方】

伏見淳 慈恵会医科大学外科学講座 BC Tube代表理事
山下奈真 ダナ・ファーバー癌研究所、トリプルネガティブ乳癌の研究に従事
田原梨絵 北海道大学医学部出身、アメリカ在住、Instagramにて乳がんの情報を発信
寺田満雄 名古屋市立大学乳腺外科、Twitterで乳がん最新情報を発信

SNSで梨絵先生とつながらせていただいてからのご縁でようやく実現しました。先生方は、ブレスト・アウェアネスを広めるためのクラウドファンディングもされていてそのお話も伺う予定です。

さらにこの日、入浴する際、患者さんの傷をカバーするバスタイムカバー・入浴着を推進されている温浴施設から乳がん患者さんとともにお伝えします。畿央大学さんとGSIクレオスさんが共同開発された『入浴着・バスタイムトップス』のお話もして、プレゼントもあります。是非ご覧ください!

ご意見・ご感想などはSODANEサイトかこちらまで。

https://www3.htb.co.jp/cgi-bin2/webform/webform.cgi/pinkribbon/form

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