【スピードスケート】平昌2冠の高木菜那は3000mで3位「いいスタートが切れた」

高木菜那(写真:アフロスポーツ/JSF)

スピードスケート全日本距離別選手権初日(22日、長野・エムウエーブ)、女子3000メートルが行われ、平昌五輪2冠の高木菜那(29=日本電産サンキョー)は、4分7秒57で3位に入った。

収穫と課題が入り混じったレースとなった。押切美沙紀(富士急行)と同走の高木菜は、終盤に逆転を許し「勝ったかなと思ったんですけど、ちょっとまだ実力が足りないなと思った」と苦笑いを浮かべながらも「ここ2シーズンは表彰台に上がれていなかったので、3000メートルではいいスタートが切れたと思った」と手応えを口にした。

21日の会見では「本当に緊張の方が強いかなと思う」と話していたが「みんなの頑張っている姿を見たらやる気が出てきて、緊張がいい緊張感に変わった」と序盤から攻めの滑りを披露。

「一番辛いラスト3周で粘れるというのは、夏に自分のやってきたトレーニングが少しでも生きているんじゃないかな」と納得した表情を見せた。

北京五輪までは残り3か月半あまり。「まだまだ変われるところはたくさんあると思うので、安心せずにもっともっと速くなるために、テクニックを重視して、もっと効率のいいスケーティングができるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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