【スピードスケート】高木美帆が北京五輪シーズン初戦に闘志「やってきたものを出したい」

高木美帆(東スポWeb)

スピードスケート女子1500メートル世界記録保持者の高木美帆(27=日体大職)にとって、勝負のシーズンがいよいよ幕を開ける。

来冬の北京五輪イヤーの初戦となる全日本距離別選手権(22日開幕、長野・エムウエーブ)を前に、21日は会場で公式練習が行われ「明日の初日に向けてしっかりと体に刺激を入れることをメインに考えて調整というか、トレーニングをした」と実戦さながらの滑りを披露した。

前回の平昌五輪では金・銀・銅メダルを獲得。日本のエースとして、残り3か月半となった北京五輪に向けた強化に励む中で「夏場なんかに結構自分の中でも体のコントロールとか、うまくいかなくてもどかしい時期もあった」。順風満帆ではなかったからこそ「必死に修正してこの大会、シーズンに向けてやってきたので、やってきたものを出したいというか、レースでぶつけたいなって気持ち」と闘志を燃やす。

今大会は500メートル、1000メートル、1500メートル、3000メートルの4種目に出場予定。「まずは初日に2種目あるので、しっかりとそこで自分の思いというか、今の抱えている気持ちを出していきたいと考えているし、明日の初日の結果はその先にもいろんな影響を作るんじゃないかなと感じているので、大事にしつつ、勢いよく滑りたい」と決意を述べた。

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