【ZOZOチャンピオンシップ】“絶不調ムード”で首位の松山英樹…海外メディアは総ツッコミ

途中で右手を話す場面も見られる松山だが…(東スポWeb)

男子ゴルフの松山英樹(29=LEXUS)が海外からの〝ツッコミ〟を浴びている。米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」2日目(22日、千葉・アコーディア習志野CC=パー70)、寒さと雨のタフコンディションでも68をマークして通算8アンダーの首位と絶好の位置につけたが、なぜなのか?

それは松山特有の言動が原因だという。米誌「ゴルフダイジェスト」は「自身の調子を説明する松山英樹の基準がいかにクレージーで高いかを示している」と驚きを持って伝えた。松山が開幕前日に「ショット、パット、アプローチも全部が自分の求めるレベルではない。『マスターズ』が10としたら1もない状態」と語ったことへの〝ツッコミ〟だ。かねて自己評価が辛口なのは知られているが、今季の個人スタッツが悪いわけでもないのに、まるで絶不調のような言いぶりに黙っていられなかったようだ。

さらに米ツアー公式ツイッターまでも、これに〝参戦〟した。初日の13番パー3でティーショットを打った瞬間、右手を放すミスショットの動きを見せても、しっかりグリーンをとらえてバーディーを奪取。この動画に対して「英樹のショットは、彼の反応で判断してはいけない(笑い)」と注意を促した。ショット後によく見かける光景だけに前出の「ゴルフダイジェスト」も「片手でフォロースルーを取ってうんざりした表情を見せても多くはカップから7メートル以内に収まる」と指摘。

ちょっとやそっとのことでは満足できない考え方があるから、4月の「マスターズ」で日本人初制覇を達成できたのだろう。今大会もストイックに自身と向き合うスタイルで、日本開催だった2019年大会でタイガー・ウッズ(米国)に届かず2位だった悔しさを晴らしたいところ。松山は「いい位置で週末を迎えられるし、この2日間のようなプレーができるように頑張りたい」と力を込めた。

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