スバル 新型レヴォーグ 2022年モデルに高出力バージョン新搭載か! 300馬力超えが期待される2.4リッター ボクサーターボ、日本初導入へ

スバル車はどのモデルも、毎年着実に年次改良を積み重ねることで、絶え間なく進化を遂げているのが特徴だ。2020年10月にフルモデルチェンジし、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、内外から高い評価を得た新型レヴォーグもその例外ではないようだ。デビューから1年が経過したレヴォーグに、早くも高性能版の2.4リッターターボエンジン仕様が追加されるという。2021年中にも姿を現す見込みの新型レヴォーグ2022年モデルについて、徹底予想する!

スバル 新型WRXスポーツワゴン[日本名「レヴォーグ」] 2022年モデル(2.4リッターボクサーターボエンジン搭載) [SUBARU Australiaサイト(https://www.subaru.com.au/around-the-corner/register-your-interest/wrx)より]

レガシィの伝統を受け継いだスポーツワゴン「スバル レヴォーグ」は2020年10月にフルモデルチェンジしたばかり

[SUBARU Australiaサイト(https://www.subaru.com.au/around-the-corner/register-your-interest/wrx)より]

スバル レヴォーグは、1989年に登場するや大ヒット作となった、かつての「レガシィツーリングワゴン」シリーズの伝統を受け継ぐスポーツワゴンモデルである。ターボチャージャーを採用する高性能な水平対向(ボクサー)エンジンと4WDシステムを組み合わせ、高い動力性能を特徴とする。

2014年に初代モデルが登場。2020年10月にフルモデルチェンジを果たし、現在の2代目モデルへとバトンタッチしたばかりだ。

デビューから1年、初の年次改良で早くも高性能版2.4リッターターボを追加か

写真は現在レヴォーグに搭載されている1.8リッター ボクサーターボエンジン

初代レヴォーグでは、高性能版2リッターターボと、普及版1.6リッターターボの2種類のエンジンラインナップが用意されていた。しかし現行型では1.8リッターターボエンジン1本に統合された格好でデビューを果たしている。しかしスバリストと呼ばれる熱心なスバルファンの間では「追って高性能版が登場するらしい」との噂が、デビュー当初からささやかれていた。当初はあくまでも噂レベルだったが、早くもその夢が実現しそうである。

実は日本に先駆け、オーストラリアのスバルが、新型レヴォーグに2.4リッターターボを搭載することを先行発表したのだ。

日本仕様は1.8リッター版に対し、内外装の装飾などで差別化を図ってくる可能性が高い

オーストラリアでは「WRX」シリーズとして売られる新型レヴォーグ

オーストラリアでは、高性能な新型スポーツセダン「WRX」2022年モデルのティザー(発売先行予告)サイトがオープンしている。そこで新型WRXと一緒に掲載されている「WRXスポーツワゴン」は、日本でもお馴染みの新型レヴォーグそのものだ。しかし、ただのレヴォーグではなかった。なんと、WRXセダンと同じ2.4リッターターボエンジンを搭載すると紹介されているのだ。

性能などについてはオーストラリアでもいまのところ非公開だが、300馬力を誇った先代レヴォーグの2リッターターボを超える高性能ぶりに期待が高まるところである。

本来なら東京モーターショー2021会場でお披露目だった!? 高性能版レヴォーグが待ち遠しい!

本来なら、2021年秋に開催予定だった東京モーターショー2021で華々しく国内初デビューを果たすはずだった高性能版レヴォーグ。

オーストラリア仕様を写真で見る限り、日本で売られる1.8リッター版と外観上の大きな差異はなさそうだ。しかし日本仕様では、1.8リッター版との差別化の意味でも、エンブレムや装飾で違いをつけてくるだろう。

スバルからの正式発表はまだないが、早ければ年内にもお披露目される見込みの日本版新型レヴォーグ2022年モデル。1日も早い公開を今から楽しみに待ちたいところだ。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:SUBARU・堤 晋一]

© 株式会社MOTA