プライスがケリーに代わってロースター入り 左腕・ブルールも故障か

リーグ優勝への望みをつないだドジャースは、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦にオープナーとして先発しながらも1イニングを投げ切れずに故障降板したジョー・ケリーに代わってベテラン左腕のデービッド・プライスをロースター入りさせる予定であることが明らかになった。また、新人左腕のジャスティン・ブルールが第5戦のウォーミングアップ中に腕の痛みを訴え、さらなるロースターの変更が検討されている。第6戦は日本時間10月24日にトゥルイスト・パークで行われる。

ケリーは今季レギュラーシーズン48試合に登板して防御率2.86をマーク。レギュラーシーズン中に1度もなかったオープナーとしての起用が影響したのか、第5戦で右上腕二頭筋の張りを訴えて緊急降板し、デーブ・ロバーツ監督は試合後に「ポストシーズンの残り試合を欠場する可能性が高い」と話していた。

ブルールは新人ながらレギュラーシーズン21試合に登板して防御率2.89と安定したピッチングを見せ、貴重なリリーフ左腕としてポストシーズンでもロースター入り。リーグ優勝決定シリーズでもフレディ・フリーマン、ジョク・ピーダーソン、エディ・ロサリオといったブレーブスの左打者を相手に持ち味を発揮していただけに、ロースターを外れることになれば、ドジャースにとっては小さくない痛手となる。

ケリーに代わってロースター入りするプライスは今季レギュラーシーズン39試合(うち11先発)に登板して防御率4.03を記録。前半戦は24試合で防御率3.23とまずまずのピッチングを見せていたが、後半戦は15試合で防御率4.60と安定感を欠いていたため、試合終盤の重要な場面での登板は考えにくい。あくまでも「故障者の穴埋め役」という扱いだろう。

なお、メジャーリーグ公式サイトのAJ・カッサベル記者は、ブルールがロースターを外れる場合の代役候補として、ミッチ・ホワイトとアンドレ・ジャクソンの両右腕の名前を挙げている。

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