【LFCコンポスト】キャンプ場での「生ごみ(臭い)問題」を解決!コンパクトでオシャレなバッグ エコキャンプ

いよいよ焚き火がしてみたくなる季節が到来し、キャンプをお考えの方もいらっしゃると思いますが、「ゴミの持ち帰り(処分)」はどうしてますか? 缶やペットボトルなどは困らなくても、「生ごみ」だけは減らしたいと考えているキャンパーさんも多いのではないでしょうか? 今回は、そんな気になる「生ごみ=特に臭い」問題を解消してくれるコンポストをご紹介します。

微生物の力を使って生ごみを分解し堆肥にしてくれる「コンポスト」! キャンプや家庭でも大活躍

コンポストとは、直訳すると、堆肥(compost)や堆肥を作る容器(composter)という意味です。

さらに、生ゴミや落ち葉などを微生物の働きを活用して発酵・分解させて堆肥化するための道具も含めてコンポストと呼ばれています。

コンポストには、様々な種類がありますが、海外の広い庭にドカっと置かれた大きなサイズのコンポストをイメージし、我が家には無理だなぁと思っている人や、虫が湧くから嫌というイメージをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

実は最近、家庭でも始めやすいコンパクトなサイズのコンポストが人気を集めているのです。

今回ご紹介するLFCコンポストは、使う人のことを徹底的に考え、見た目もおしゃれで、虫問題についても研究を重ねて開発された、今までにないコンポストなのです。

「LFCコンポスト」の魅力とは? コンパクト&自宅に置きたくなる見た目もオシャレなバッグ

筆者撮影

「LFCコンポスト」は、ペットボトルを再利用したフェルトを使いバックにしたコンポスト。自宅に置きたくなるオシャレなコンポストなんです。(パッと見はコンポストだとは思えないですよね)

筆者は「コンポスト」を知った当初から興味だけはあったのですが...正直...「エコなのはわかるけど手間がかかりそうだし、実際に始めるにはハードルが高い」と思ってました。

しかし「LFCコンポスト」の存在を知り、考え方に変化が!...コンパクトで見た目がオシャレだったため、軽い気持ちで「ちょっと始めてみようかな?」と!

筆者撮影

キャンプ帰りの車内でも生ごみの臭いが気にならない「LFCコンポスト」!虫が発生しない工夫とは

生ごみって、袋の口を縛ってごみ箱に入れているだけでも嫌な臭いが充満してしまいますよね。防臭グッズを入れてみたりと対策はしても、その強烈な臭いは誰もが苦手。

しかし、LFCコンポストを導入してからは、前日に入れた生ごみの臭いが気にならなくなりました。

ちなみに、筆者はキャンプで生ごみを持ち帰る場合は、コンポストの基材を少し取り分けてジップロックなどに入れ、生ゴミはその中にて持ち帰ります。

基材筆者撮影

※基材:生ごみの分解を速め、悪臭の発生を抑えるため、(生ごみと)混ぜ合わせる原料のこと。

夏はもちろん冬は暖房を入れるため、車内の温度は高くなることもあり、完全に臭いを抑えることはできませんが、ほとんど気にならないレベルです。ジップロックをしっかりとしめておけば、車内が臭くなるということにはなりません。

虫が発生しない(侵入しない)工夫

コンポストはどうしても虫が発生しやすいと言われていますが、この虫が発生する条件は、臭い、温度、微生物が呼吸することで発生する二酸化炭素に反応して寄ってくる(侵入してくる)ことが多いのだそう。

筆者撮影

その為、虫が入ってこないよう、完全密封の特別仕様ファスナーでできています。また雨キャンプや自宅のベランダでも安心して使えるよう止水効果もあります。

商品ラインナップは2種類「LFCコンポストセット」と「LFCガーデニングセット」

商品のラインナップは大きく分けて2種類!「LFCコンポストセット」と「LFCガーデニングセット」。

【LFCコンポストセット】

●専用バック・内袋・コンポスト基材がセットになって、生ごみから堆肥を作るという循環ができるセットです。

●このセットを利用し、生ごみを一定量入れた後、熟成させることで栄養たっぷりの堆肥になります。

●生ごみを入れるサイクルは1~3か月の中から選べ、生ごみを捨てる量に合わせて設定することができます。その後は、基材のみが定期的に送られてきます。

コンポストを続けていきたい人はこちらのセットがおすすめです。ちなみに筆者はこちらの「LFCコンポストセット」を購入しました!!!

【LFCガーデニングセット】

●専用バック・内袋・基材・用土・種がセットになって、生ごみから堆肥を作った後に、その時期に合う種を植えて、ガーデニングが楽しめるセットです。

期間は〝3週間〟と短いので、コンポスト初心者の方がお試しで始めてみるのにおすすめです。

LFCコンポストは、不安や不明点、アドバイスなど困ったことがあれば、LINEでいつでも質問できるシステムなんです。初心者の方には嬉しいサービスですよね。

筆者が実際に使ってみた「LFCコンポストセット」!準備と手順をご紹介

早速準備を始めましょう。

(準備編)同包されている商品をチェック

【準備1】

●段ボールを開けると、専用バック、内袋、コンポスト基材の他に、段ボール底板、説明書、商品についての小冊子が入っています。

筆者撮影

【準備2】

●専用バックの底に段ボール底板を置きます。

筆者撮影

この専用バックは、ペットボトル・廃プラスチックをリサイクルした素材が使われています。環境負荷をできるだけ抑えたいという想いが詰まっています。

【準備3】

●専用バックの中に内袋を入れます。

筆者撮影

この内袋は基材を入れて利用する際、コンポストにベストな水分量に調節してくれるのだそう。

【準備4】

●内袋の中に基材(生ごみと混ぜ合わせる原料)を入れます。

筆者撮影

この時、コンポスト基材は最初に2/3くらいを入れ、残りの1/3は3~4週間後に追加すると混ぜやすくなるのだそう。

【準備5】

●準備完了

基材筆者撮影

この中に、生ごみを入れて〝混ぜる〟を繰り返していきます。

(実践編)生ごみをバッグに投入

準備ができたら、実際に〝生ごみ〟を投入します!

【手順1】

●生ごみを投入します。(生ごみを入れ良く混ぜます)

筆者撮影

1日あたり、だいたい300~400gの生ごみを投入していきます。

我が家はこの日はカレーだったので野菜の皮と、子供達が食べた後のバナナの皮などを入れてみました。生ごみを入れた後は、スコップなどで良く混ぜて置いておきます。

【手順2】

●内袋は二つ折りにして、クリップや洗濯ばさみで止めてから、専用バックのファスナーを占めて置いておきます。

筆者撮影

この作業を、1~3か月繰り返した後、生ごみの投入をやめて、約3週間ほど熟成させると、栄養豊富な堆肥の完成です。

実際使ってみて感じたことは、生ごみを入れてから数日後、中を見ても生ごみの嫌な臭いがしないことに驚きました。

入れるモノによってや、良く混ぜなかったりすると臭いが発生することもあるそうですが、今のところ筆者は嫌な臭いも、心配だった虫も発生していません。

それどころか、今まで気にしなかった生ごみの量が気になるようになり、無駄にせず食べきる工夫をしたくなったり、意識が少しずつ変わってきています。

「エコキャンプ」を目指しコンポストを使ってみませんか? 小さな一歩からフードロス・ゴミ問題を考える

キャンプは自然と一体となれる素晴らしいアクティビティですよね。コンポスト(LFCコンポスト含む)を通して、キャンプで出た生ごみの廃棄について考えてみてはいかがでしょうか。

例えば...「キャンプ」→「生ごみ」→「コンポストで堆肥作り」→「野菜を育てる」→「キャンプで食べる」ということを一人でも多くの人が行えば、フードロスにも繋がり、自ずとゴミ問題もほんの少しですが...解決!?できるはず...まさに〝エコキャンプ〟。

(コンポストを)始めるきっかけは、「生ごみの臭い対策だったり」「作った堆肥で野菜を育ててみたい」など個人的な気持ちで最初の一歩踏み出すことが大切ですよね。

実際、現在フードロスの問題はとても深刻で、国連環境計画(UNEP)が発表した報告書によると、9億3000万トン以上の食品がゴミ箱に捨てられたのだそう。

その中にはまだ食べられる状態のものも多く含まれています。生ごみは水分が多く、ゴミとして捨てると、焼却場で大きな環境負荷になってしまうのです。

コンポスト購入で助成金がもらえる自治体も

深刻なゴミ問題を解決するための一つの方法として、全国の市区町村でコンポスト購入に対する助成金を出してくれているところがあります。

調べてみると、日本の約6割の地域で生ごみ処理機(コンポスト含む)の購入に対して、助成金を支給しているのだそう。

対象となるコンポストには制限があったり、上限金額については地域によって異なるので、ご自身の地域の助成金については各々調べてみてくださいね。

(例)購入金額の半額まで上限3マン/購入金額の75%で上限3.5マンなど...自治体によりバラバラです。

キャンパー必見 初心者がスタートに最適「LFCコンポスト」 生ごみを持ち帰り〝小さな食の循環〟

筆者撮影

キャンプで出た生ごみ問題...LFCコンポストに入れて持ち帰れば、栄養たっぷりの堆肥となり、野菜や花を家庭菜園(ベランダ菜園含む)で育てることができます。さらには、それが食卓にのぼるというサイクルができれば、小さな食の循環が生まれます。

まずやってみるというスタートのコンポストとして、LFCコンポストはとても価値のあるものだと思います。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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