三浦学苑高校(神奈川県横須賀市衣笠栄町)は2022年4月から、工業技術科のコースを一新する。従来の3コースをものづくり、デザインの2コースに分け、ニーズが高まっているアニメやコンピューターゲームをはじめとする工業デザイナーの育成にも力を入れる。
同校は県内の私立高校で唯一、工業系の学科がある。近年は横須賀市などの支援を受けてコンピューターゲームの腕を競う「eスポーツ」にも取り組んでおり、ビジュアルデザインへの関心の高まりを実感しているという。
現在は工業技術科(定員42人)で一括募集し、2年時から機械、電気、情報の3コースに分かれて学んでいる。来年度の新入生からは志願時にものづくり、デザインの2コース(定員各42人)を選択。3年間を通してじっくりと専門科目を学ぶことができる。
進学や就職につながるような資格取得も引き続きサポートする。三つのランクに分け、色彩検定やイラストレータークリエイター能力認定試験などが新たに加わった。吉田和市校長は「少子化の中で選ばれる学校になるため、ニーズに対応した特色ある学校を目指したい」と話している。
詳細は、同校のホームページhttps://miura.ed.jp