シャーザーは第6戦の先発を回避 腕の状態が思うように回復せず

ドジャースのマックス・シャーザーが日本時間10月23日に行われるブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に先発しないことが明らかになった。シャーザーは地区シリーズ第5戦の最終回に投げたあと、中2日でリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発したが、試合後に「私の腕は死んでいた」と極度の疲労感を訴えていた。第2戦から中5日で第6戦に先発することが有力視されていたものの、腕の状態が思うように回復しなかったようだ。第5戦でブルペンゲームを展開したドジャースだが、2試合連続のブルペンゲームとなる可能性もありそうだ。

現時点では第6戦に誰が先発するかは明らかにされていない。第6戦にドジャースが勝利した場合、第7戦には中4日でウォーカー・ビューラーが先発する予定だが、ドジャースは第6戦にブルペンゲームで臨むか、ビューラーの登板予定を1日繰り上げて中3日で先発させるかを選択することになる。シャーザーが第7戦で投げられるかどうかも不透明であり、ビューラーが中3日で第6戦に投げる場合、フリオ・ウリアスが第4戦から中3日で第7戦に先発することも検討されるだろう。

もちろん、ビューラーの第7戦の先発予定を変えず、第6戦にはブルペンゲームで臨む可能性もある。長いイニングを投げられる投手が1人もいなかった第5戦に対して、第6戦ではトニー・ゴンソリンやデービッド・プライス(故障のジョー・ケリーに代わってロースターに登録される予定)が複数イニングを投げられる状況だ。

ポストシーズン開幕前にクレイトン・カーショウとマックス・マンシーを失い、ポストシーズン中にはジャスティン・ターナーとケリーが戦線離脱。さらにはジャスティン・ブルールにも故障離脱の可能性が浮上するなど、故障者が続出しているドジャース。シャーザーの第6戦の先発回避が確定し、「負ければ敗退」の大事な一戦に再びブルペンゲームで臨むことになるのだろうか。

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