新潟市中央区の期日前投票所で、小選挙区の投票用紙の交付漏れが発生

新潟市選挙管理委員会は23日、中央区役所南出張所の期日前投票所で22日に、有権者1人に対して、小選挙区の投票用紙を交付せず、比例代表と国民審査の投票用紙のみを交付し、そのまま有権者が投票する事例が発生したと発表した。

22日午前中、小選挙区と比例代表の投票用紙自動交付機のカウンタ一表示が異なっていたことから判明した。原因は、小選挙区の交付係への動線が分からず同交付係を素通りし、比例代表と国民審査の交付係へ並んだものと推察されるという。

なお現在、投票済みの有権者から小選挙区の投票をしていない旨の申し出はなく、当該有権者の特定には至っていない。

新潟市は、西区選挙管理委員会でも不在者投票における投票用紙発送事務の誤りが発生したことを22日に発表していることから、23日午前に緊急の市・区選挙管理委員会事務局長会議を開催。すべての期日前投票所で移動動線の見直し、場内案内の強化、交付係および投票立会人による確認の徹底などを行う緊急点検の実施を指示するとともに、再発防止について注意喚起を行った。

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