衆院選比例代表で立憲民主党と国民民主党が党名略称を同じ「民主党」としているため、期日前投票をする有権者が戸惑っている。県選管に問い合わせが数件寄せられており、両党県連は正式名称での投票を呼び掛けている。
両党は再編を経て、昨年9月にそれぞれ新党として発足。いずれも総務省に「民主党」を略称として届け出た。県選管によると、公職選挙法は複数の政党が同一の略称を使うことを認めている。今回「民主党」と書かれた票は、双方の有効票の割合に応じて案分される。
長崎市の販売業の60代女性は23日、市内の投票所で2党の略称が同じと気付き、党名を略さず記入した。「年配の人など気付かない場合もあるのでは。投票したい党にきちんと票が届かないのは良くない」と問題視し、両党の対応や制度そのものについて「分かりにくく不親切」と指摘した。
二つの「民主」 戸惑う有権者 比例の政党略称 県選管に数件の問い合わせ
- Published
- 2021/10/24 11:30 (JST)
- Updated
- 2021/10/24 11:49 (JST)
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